ヤクマニ01

高血圧

カンデサルタン ― 安定性を極めた、静かなるARB登場から四半世紀、“いまも息づく理由”をたどる

カンデサルタンはなぜ“選ばれる”ARBだったのか?ロサルタンの限界を超える設計思想、降圧薬としての信頼性、そして心不全治療への貢献までを歴史・薬理・エビデンスから総まとめ。今なお臨床に息づく“堅実な選択肢”の本質に迫ります。
高血圧

ロサルタンの登場が、高血圧治療に「選択肢」という概念をもたらした。

「ARBってどれも同じ?」──そんな疑問に答える鍵が“最初のARB”ロサルタンにあります。ACE阻害薬の限界を超えた背景、腎保護での注目、そして現在の役割まで、ARBの出発点をやさしく深掘り。薬剤師・医療者にこそ知ってほしい“選択肢の原点”を解説します。
糖尿病

GLP-1受容体作動薬は心血管イベントを減らす薬へ — 治療の軸は変わった

GLP-1受容体作動薬は、糖尿病治療に「血糖値を下げる」以上の価値をもたらしました。心血管アウトカム試験(CVOT)の登場によって浮かび上がった、治療と予防を両立するその可能性とは?リラグルチド・セマグルチド・デュラグルチドなどの試験結果をもとに、GLP-1の真の立ち位置を探ります。
認知症

興奮を抑えて、記憶を守れ ― メマンチンという異端の戦略

アリセプトだけじゃない。“記憶”ではなく“興奮毒性”に挑んだ認知症治療薬、メマンチンの物語。作用機序、臨床試験、BPSDへの応用、そして放射線から脳を守る意外な用途まで――薬剤師の知的好奇心を刺激する深掘り解説。
認知症

コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン)徹底解説

アルツハイマー型認知症治療の出発点「コリン仮説」から始まった、ドネペジル・ガランタミン・リバスチグミンの開発史と薬理作用を徹底解説。各薬の特徴、臨床試験のエビデンス、副作用、剤形の違い、実臨床での使い分けまでを網羅した薬剤師向け深掘り記事。
疾患分類なし

シクロスポリン ― 免疫の扉を開いた、土壌からの奇跡 人類は、「命の境界線」を超えた

1980年代の移植医療を変えた「奇跡の薬」シクロスポリン。その発見は、北欧の土壌に眠っていた未知のカビから始まりました。研究者たちの執念と偶然が交差した創薬史の舞台裏を、薬剤師目線で深掘りします。
認知症

認知症と共に生きる社会へ ― 治療の本質とこれから【認知症まずはここからpart.7】

治療のゴールは記憶の回復ではなく、“人生の支え”かもしれない。認知症と共に生きる時代に求められるのは、薬だけでなくQOL支援・予防・共生社会づくり。抗タウ薬や血液検査による早期発見、生活習慣介入、地域ケア、薬剤師の新たな役割まで──認知症治療の本質とこれからの展望を、やさしく深く考察します。
認知症

抗体薬の時代がやってきた? ― 進行を遅らせる挑戦【認知症まずはここからpart.6】

認知症治療に“夜明け前の光”は差したのか──アデュカヌマブとレカネマブ、2つの抗アミロイド抗体薬がもたらした希望と限界。進行抑制という新たな目標に挑んだ開発史、副作用・高額な薬価・適応の厳しさなど、期待と現実のギャップもあわせてやさしく解説します。薬剤師や医療従事者が知っておきたい、「治せない病」への新たなアプローチの最前線。
認知症

怒り、徘徊、幻覚にどう向き合うか ― BPSD治療の進化史【認知症まずはここからpart.5】

怒り、幻覚、徘徊…認知症の「周辺症状(BPSD)」にどう向き合ってきたのか。ハロペリドールから非定型抗精神病薬、そして副作用への警鐘。さらにヴァリデーション、音楽療法、抑肝散まで──薬物療法と非薬物療法の進化史をひもときます。BPSDへの対応は、ケアの在り方そのものを問い直す歴史でもありました。現場で役立つ知識と視点を、歴史とともに振り返ります。
認知症

もう一つの道 ― メマンチンと“興奮毒性”への挑戦【認知症まずはここからpart.4】

「脳のブレーキ」として登場した認知症治療薬メマンチン。そのルーツは糖尿病治療薬の研究にあった──。グルタミン酸の“興奮毒性”に着目し、NMDA受容体をターゲットにしたこの薬は、中等度~重度アルツハイマー病に新たな可能性を開きました。この記事では、作用機序、開発の舞台裏、臨床での使い分け、副作用、コリンエステラーゼ阻害薬との併用効果まで、メマンチンのすべてをやさしく解説。認知症治療が“重度”へと踏み出した歴史的転換点をたどります。