認知症

認知症は、いつから「病気」になった?【認知症まずはここからPart.1】

かつて“老化現象”とされた物忘れは、どうやって「認知症」という病名になったのか?アルツハイマー病の発見、そして「痴呆」から「認知症」への歴史的転換を、専門的かつやさしい語り口でひも解きます。認知症の本質を見つめ直す連載第1回。
潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎の免疫調整薬がアツいっ!

潰瘍性大腸炎治療における免疫調整薬の“再登場”を描くストーリー。アザチオプリン、トファシチニブ、フィルゴチニブ、ベルスピティ――地味な古株が飲み薬のエース候補へと進化する過程を、薬剤師視点でワクワク語ります。副作用対策や服薬支援のポイントも解説。
高血圧

血圧の薬って半減期長くない?の理由

アムロジピンの半減期は驚異の37時間。かつて“1日3回”が当たり前だった降圧薬は、なぜこのように進化したのか? 背景には、血圧の上下動が脳卒中や心筋梗塞の引き金になるという重大な発見があった。薬を「長く効かせる」ことが、血圧を「なめらかに保つ」ことが、命を救う治療戦略に変わった歴史をたどる。
心不全

スピロノラクトンのこと、ただの利尿薬だと思ってないよね?

「古くて地味な利尿薬」だったスピロノラクトンが、なぜ今、心不全治療の“主役”に返り咲いたのか?フロセミドとの決定的な違い、RALES試験による衝撃のデータ、そして最新ガイドラインでの位置づけまで─。心不全の予後を変える“再評価の物語”を、薬剤師の視点で読み解きます。
糖尿病

チルゼパチド(マンジャロ®)って何がすごいの?

GLP-1作動薬とGIP受容体作動薬の“二刀流”──注目のチルゼパチドがもたらす新たな治療戦略とは?糖尿病と肥満の両面にアプローチする仕組みや、海外試験での注目データ、薬剤師としての視点まで、今後の選択肢を広げる一剤を読み解きます。
糖尿病

DPP-4阻害薬の立ち位置分かる? ― 内服でインクレチン治療

メトホルミン時代の“次の一手”として登場したDPP-4阻害薬。GLP-1受容体作動薬との関係やアウトカム重視時代における現在の立ち位置、そして“使いやすい選択肢”として評価され続ける理由を深掘り。
糖尿病

ピオグリタゾンの昔と今 ― 糖尿病からNASHへ、静かに舞台を移した薬

一度は使われなくなった薬が、別の病気で再び脚光を浴びる──そんな逆転劇、ちょっとワクワクしませんか?ピオグリタゾンは、糖尿病の枠を越えてNASHという新しい分野で静かに存在感を取り戻しています。その背景にある“理由”と“希望”を、追いかけます。
糖尿病

メトホルミンーなんでこんなに使われるの?(見ない日ないよね)

「CVOTなき第一選択薬」──古くて新しいメトホルミンの逆転劇と、現代糖尿病治療の“起点”としての真価を探る。
認知症

“そわそわしてきたら使う”って本当?リスペリドン頓用の正しい共通認識とは

BPSDに対するリスペリドン頓用の適切な使い方を、ガイドライン・薬物動態・現場視点から解説します。
認知症

「抑肝散って効いてますか?」と聞かれたら “ふわっとした漢方”を見える化する薬剤師の仕事術

認知症でよく使われる抑肝散。その効果が“見えづらい”理由と、薬剤師ができる評価・共有の工夫を歴史と共に解説します。